ミルトークの掲示板機能「きいてミル」は、生活者に聞いてみたいお題で掲示板を作ると、ミルトークに登録しているモニターが意見を投稿してくれるサービスです。犬用健康サプリの通販企業「ウィズペティ」が、ミルトークの「きいてミル」を活用して、コンシューマインサイトを探りました。実際にミルトークを使い、従来のリサーチ手法では実感できなかった、驚きのスピードと手軽さ、コスト面での魅力を語ります。
【ミルトーク活用企業】
株式会社ウィズペティ
犬用健康食品・サプリメント販売
代表取締役 安東 雄二郎様
今回、新聞広告に使用する訴求ポイントを探るため、「ワンちゃんの関節ケアサプリメントを購入するのに重視するポイントは?犬種、年齢も合わせて教えて!」という掲示板を作成。掲示板を立ててから10分後には意見が集まり出しました。
これまでウィズペティで行ってきたリサーチ手法は、電話調査や、ペットイベントの来場者に直接、話を聞くといった方法です。この方法の場合、時間や手間がかかり、人件費などのコストもかかります。しかし、通販に求められるのはスピード感です。お客様のレスポンスを分析し、次回の新聞広告の原稿の改善案に反映するという一連のサイクルをいかに短縮するかが、業績を左右します。
現状、一番の課題は「”ホンネ(消費者インサイト)”を聞き出しきれていない」という点です。これまで、当社で行ってきた消費者の声の拾い方は、「ペットイベントで飼い主の方に話しかけてリサーチをする」「商品を購入しているお客様への電話調査」という方法です。飼い主がサプリを購入する上で、何を重視するのかをヒアリングして、広告のキャッチコピーや構成のヒントに役立てています。
ミルトークの場合、聞きたいお題さえ決まれば、掲示板は数分で作成でき、今回の掲示板では、10分後には意見が集まり出したため、販促用のデータとして十分に活用できると実感できました。
定性調査を採用する理由は、定量調査とは違い、定性調査の場合、ハッとしたキーワードを発見できるからです。そのキーワードをそのまま広告原稿に流用できるため、定性データは欠かせません。定性データを得るには、電話調査やイベント来場者へのヒアリングでなくても、グループインタビューといった選択肢もあると思いますが、数百万単位で費用がかかるため、コスト面で実施を見送っていました。しかし、ミルトークであれば、グループインタビューの1/10程度のコストで実施ができるため、費用面での敷居の高さは感じません。
今回、新聞広告を作成する際のヒントを得るために、「ワンちゃんの関節ケアサプリメントを購入するのに重視するポイントは?犬種、年齢も合わせて教えて!」というタイトルで、ユーザーから意見を募集。掲示板を立てて数分後には意見が集まり出しました。
通販の売上促進には、スピード感が重要です。従来の電話調査などの手法では、原稿に反映するまでに時間がかかります。お客様のレスポンスを分析し、次回原稿の改善案に反映するという一連のサイクルが短い程、業績につながります。ミルトークのように、早いレスポンスで多くの意見を集められれば、販促の貴重な参考データとして活用できると実感しました。
ミルトークは、インターネット上で簡単に定性データを取得できますが、使用前は、販促に活用できるほどの具体的なデータが得られるのかという懸念がありました。しかし、「販売メーカーの信頼性、国産物重視」「原材料はもちろん、天然由来でないとダメ」「国産物重視」など、具体的なキーワードを含む良質なコメントが集まったことで、“質”の面での不安は払拭されました。
質問や回答の選択肢に画像を含めることができる「画像できいてミル」の機能を使って、「ワンちゃん用の新聞広告どっちがいいか投票してください♪その理由も教えて!」というお題で、入稿前の新聞広告の原稿画像2点を選択肢に設定し、ABテストをしました。掲示板を立ててから10分後には意見が集まり出しました。
Aの原稿で多かった意見が、「犬好きの目を引きそうだけど、信用していいのかな?」といった意見でした。犬の写真を全面に使う方が、目につきやすく、好意的に捉えてもらえるのではないかと考えていました。このような意見はカスタマーサポートにも寄せられたことがなかったため、 想定外の気づきでした。従来のアンケートでも、フリーアンサーの回答で詳しい理由を知ることはできますが、端的に「◯◯の点が良くないと思った。」というように、まとめられた回答が多い気がします。一方、ミルトークでは、話し言葉でストレートな意見を投稿してくれるため、どの点が良かったのか悪かったのかだけでなく、ちょっとした言葉のニュアンスまで知ることができると感じました。例えば、「犬好きの目を引きそう」という断定的な言い方と「犬好きとしては一度、試してみたい感じがします。」という言い方の場合、好意度の度合いも違ってくると思います。このような言葉のニュアンスで、対応すべきか否かの判断材料に使用できるのではないかと考えました。
今後は、新しいサプリメントの商品開発の用途でもミルトークを使用してみたいです。
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